10月21日(土)、シンポジウム・パーキスターン 2006開催

10月21日(土)に日大文理学部「オーバル・ホール」にて、「シンポジウム・パーキスターン 2006」を開催します。テーマは、「支援活動から見えてくるパキスタン」。通算20回目となる、節目の大会です。どうかふるってご参加ください。

シンポジウム・パーキスターン 2006
「支援活動から見えてくるパキスタン」


第1部 講演と「支援活動から見えてくるパキスタン」報告

講演「最近のパキスタン情勢」

池田照幸[(財)日本・パキスタン協会専務理事]

「〈人間性リテラシー〉をすすめるために」
−国際識字文化センター(ICLC)の教育・文化プログラム− 

黒川妙子[国際識字文化センター(ICLC)事務局長]

冤罪や無罪の少年や女性も含め収容されている刑務所の内部につくる「キラン図書館」、廃棄物や植物から自立のために紙をつくる人材養成、印パ双方の子供たちの心に平和共存の意識を喚起する物語絵本の共同企画・出版等の事業を映像を通じて紹介する。

「“物乞う子どもたちの手のひらに”から10年」
−豊かな暮らしを支える貧しさを考える−

西村光夫[JFSA海外事業担当]

JFSAは、貧困により教育を受けられない子どもたちのために、パキスタンのカラチ市のスラムに作られた学校と協力して、古着を活用した支援事業を1995年から続けているNGOです。1.古着の行く先に暮らす人々と協力する。2.「子どもたちが学び続けるため」の古着販売事業を。3.非営利の市民活動としての自立

「情操教育の行方−チトラルの場合」

丸山令子[「西山美穂子寄付金」メンバー]

西山美穂子さんの「美穂子寄付金」プロジェクトが、8年たった今年、終わりました。活動のひとつだったチトラルの学校への支援をとおして見えてきた援助の手応え、難しさ、反省点などを振り返ってみたいと思います。

「北部地域に居住するワヒ民族の支援から見えてくるもの」

水嶋一雄[日本大学教授]/落合康浩[日本大学助教授]

パキスタン北部地域の中心的な支援活動はアーガー・ハーン開発ネットワークである。このNGO活動の成果を踏まえながらも、大学研究者の支援は20年近くにも及ぶワヒ民族との研究や交流を通して、民族の生産性と持続性に関る内発的発展の在り方を明らかにすることである。

「夢にえがいてきた女性センター創り」

水野公代[「ハートゥ・ハートゥ」代表]

1999年から、上部フンザ地域のパスー村で女性たちがすすめていた、生活改善活動の支援を始めた。今は村に「女性が気楽に集まり、学び、お喋り」できる女性センターを創ろうと、夢話をすすめている小さいグループです。

○第2部:懇親会

会場:大学内カフェテリア「チェリー」


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