1月19日の「パキスタンのつどい」、大盛況でした

村山和之さん(和光大学講師)を講師に迎えて
「最近のパキスタン音楽事情」

 3月19日(月)の「パキスタンの集い」は、参宮橋の国立オリンピック記念青少年総合センターを会場に、村山和之さん(和光大学講師)を迎えて「最近のパキスタン音楽事情」を伺いました。

 講師は去年9月にNHKのFMの番組「アジアポップスウィンド」の「パキスタン最新ポップストップ10」制作に関わられ、関連記事を『パーキスターン』208号(2006年11月号)に書いていただきましたが、今回、ポップスも含めたパキスタンの最近の音楽事情を音と映像も交えて聞かせていただくことになりました。

 講演は「第一部:パキスタン・ポップスの近況」と「第二部:宗教的主題の音楽はいま(映像を中心に)」の2つに絞られました。

 第一部の方では、「A. 隣国インドの音楽界への進出」「B. ロック&ポップスバンドの競合」「C. スター性の強いソロ歌手たちの活躍」「D. トピック:新しきスーフィー音楽の兆し?」として、数ある中から村山さんが選んだグループや歌手が紹介され、CDで演奏を聴くことができました。

 第二部は、ガザル、カーフィー、カッワーリーの3つに関して、映像を通しての解説。特に1週間前にパキスタンから帰国した講師が見てきたラホールのダーター・ガンジバフシュ廟のウルス(命日祭)での熱のこもったカッワーリーの演奏風景には圧倒されました。

 音楽事情に関してはまだまだ聴き足りない感じで、さらに詳しいお話を聞く機会を持ちたいと思います。