会報『パーキスターン』第247号を発行しました

この号から、電子版に移行しました。

245表紙協会は平成25年4月1日から公益財団法人に移行しましたが、公益財団法人としての最初の理事会を6月24日に開催しました。24年度の事業報告・決算をはじめとする審議が行なわれました。資料とともにその報告を掲載しました。また、25年度に入って2回の評議員会も開催されましたので、その報告も掲載しました。

パキスタンでは5月に下院と各州の総選挙が行なわれましたが、日本からも監視団が派遣されました。そこに参加された黒崎卓さん(一橋大学経済研究所教授)と笠井亮平さん(外務省在パキスタン日本大使館専門調査員)のお2人をお招きして6月24日、パキスタン大使館ホールで「パキスタン総選挙の結果と今後の展望」と題して、講演とディスカッションの会を開催しました。その模様をご報告します。

今号には、パキスタンで支援活動を行なっている2つの団体から活動の様子を寄稿していただきました。車いすの支援をしている「さくら・車いすプロジェクト」の斎藤省さんと、認定NPO法人国境なき子どもたちの佐々木恵子さんの教育支援に関する記事です。どちらのグループも、ニーズに合った貴重な支援をされている様子がよくわかります。

日本山岳会福島支部の渡部展雄さんの「災害にめげず未踏峰をめざす」は2回にわたる連載の後半です。未踏峰に登頂し「ウメード・サール」(希望の峰)と名づけた福島登山隊とパキスタン隊員たちの交流の姿も描かれています。

世界銀行勤務の会員・弓削泰彦さんの2回連載の記事「パキスタンに置ける革新的な企業活動−−民間セクターの活動報告−−」も、2回の連載の2回目。なかなか知る機会のないパキスタンの革新的な企業を紹介して下さいました。

7月に開催した第14回パキスタン料理教室の模様も、写真入りで紹介しました。電子版では写真がカラーになったので臨場感が増した感じです。

シャー真理子さんのエッセイ「人と食、それは愛。そしてパキスタン」は22回目。会員の連載エッセイ「私の一枚」は専務理事の岩田のパキスタン出張報告です。

Vol. 247……2013年9月発行
平成25年度(平成24年度決算審議他)理事会開催 1
平成25年度臨時評議員会(書面決議)開催/平成25年度定時評議員会開催
8
講演とディスカッションの会開催 9
アジア障がい者たちとの連係を求めて「さくら・車いすプロジェクト」:斎藤省
パキスタンにおける教育支援:佐々木恵子
災害にめげず未踏峰をめざす(2):渡部展雄 一四
パキスタンにおける革新的な企業活動──民間セクターの活動報告(2):弓削泰彦 二〇
第14回パキスタン料理教室開催 二五
人と食、それは愛。そしてパキスタン(22):シャー真理子
私の一枚(131)…パキスタンの富裕層の購買力に刮目:岩田弘
パキスタン・ニュース