会報『パーキスターン』第249号を発行しました

現地とつながった記事が盛り沢山です

249号表紙2月20日、会報『パーキスターン』249号が出来上がりましたので、読者の皆さまにご案内しました。

昨年12月、外務省の招聘で来日されたパキスタンのアフサン・イクバール計画・開発・改革連邦大臣をお迎えして、ホテルニューオータニで歓迎夕食会を開催しました。当日の様子を記事と写真で記録しました。

現在ラホールに留学中の会員・須永恵美子さんからは、2013年に開通した新交通機関、メトロバスについてのレポートをいただきました。メトロバスとはどういうものか、運行の状況、実際に乗ってみての体験記など、メトロバスのすべてをわかりやすく書いて下さいました。これを読んでラホールに行けば、すぐに乗りこなせそうという、貴重な記事です。

「さくら・車いすプロジェクト」でパキスタンに中古電動車いすを送り、障がい者たちとの連係を続けていらっしゃる斎藤省さんの連載記事は3回目で最終回です。車いすというハードを送るだけでなく、修理技術その他のスキルというソフトも加えての協力が続いています。いろいろな団体ともつながりながら、プロジェクトを広げ、困難を克服されていく様子がよくわかり、力づけられます。

バルティスターンでNGO活動を続けていらっしゃる本下素子さんには時々「バルティスターンおすそわけ」として記事をいただいていますが、今号は8回目になります。今回はセキュリティの関係で警官に警護されながらの滞在。その中で訪ねられたデオサイ高原をはじめとする各地の美しい自然の様子や、シーア派の人たちの年中行事など、やさしい描写の中から旅心がそそられる記事になっています。

シャー真理子さんの心暖まる連載記事「人と食、それは愛。そしてパキスタン」は24回目。会員のリレーエッセイ「私の一枚」133回目は、NGO「地球市民交流基金アーシアン」で何度もパキスタンを訪ねていらっしゃる藤田宏子さんです。

パソコンをご使用されない会員の方には、A4版にプリントしたものをお送りしています。

Vol. 249……2014年2月発行
イクバール大臣の歓迎夕食会を開催 1
ラホールの新交通機関メトロバス─開通から1年:須永恵美子
アジア障がい者たちとの連係を求めて 「さくら・車いすプロジェクト」(3・最終回):斎藤省 一〇
バルティスターンおすそわけ(8):本下素子 一六
第27回「シンポジウム・パーキスターン』報告:大山純一郎 二二
人と食、それは愛。そしてパキスタン(24):シャー真理子
私の一枚(133)…15年変わらずに:藤田宏子
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