第31回シンポジウム・パーキスターン2017を開催します

10月28日(土)、日本大学文理学部にて

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今年の「シンポジウム・パーキスターン」は、「インダス河紀行」と題して、歴史的なかかわりから自然や風土、人々の暮らしぶりまで、この世界的な大河に大きく依存するパキスタンの姿をさまざまな角度からあぶりだします。氷河から流れ出したばかりの上流部、支流からの水を集めてさまざまな文化を育んだ中流部、そして海に注ぐ下流部と、変わりゆく流域の景観を楽しみながら、順にたどっていきたいと思います。

会員以外の方々にもご参加いただける、開かれたシンポジウムです。どうぞお誘い合わせてお越しください。多くの皆さまの参加を心よりお待ちしております。

★お申し込み
電話、ファックス、e-メールなどで協会事務局までご連絡の上、会費を郵便振替口座にご送金下さい。

  口座番号  「00100−7−20299」
  口座名義人 「(公財)日本・パキスタン協会」

なお、恐縮でございますが、振込手数料はご負担をお願いいたします。

事前に電話やメールなどでお申し込みいただき、会費は当日の会場でお支払いいただくのでもけっこうです。

第31回●シンポジウム・パーキスターン2017

「インダス河紀行」

◇とき  10月28日(土)10:30〜17:45 (18:00より懇親会)
◇ところ 日本大学文理学部3号館3410教室(東京・桜上水)
◇会費  会員1,500円・一般2,500円・学生500円
      /懇親会費3,000円
◇定員  70名(先着順)   
◇お申し込み 公益財団法人 日本・パキスタン協会
       Tel. 03-5327-3588
       E-mail :
             (クリックするとメールソフトが起動します)

◇主催  公益財団法人 日本・パキスタン協会

■第1部:講演と質疑応答(敬称略)

ご挨拶 今泉濬 (公財)日本・パキスタン協会会長
ご挨拶 アサド・マジード・カーン 駐日パキスタン大使
「最近のパキスタン情勢」
    谷本卓也 外務省 南部アジア部 南西アジア課 課長補佐

●「インダス河紀行」

▼アレキサンドロスと東方世界
 前田耕作(東京藝術大学客員教授)

パキスタンがインダス流域に国域の大きな部分を有していることは、歴史にある深さを与えています。紀元前4世紀、アレクサンドロスの東方世界での所行の数々を語ります。

▼インダス河支流フンザ川渓谷のワヒ民族
 水嶋一雄(日本大学文理学部教授)

パキスタン北部地域ゴジャール地区に住むワヒ民族の伝統的農牧業や生活及びこの変化について。

▼インダス中流域の文化
 カン・ラシッド・サマド(ジャーナリスト)

パンジャーブの水をも集めて一本の大河となったインダス河。そんな中流域の自然そして人々の文化を、ムルターン周辺を中心にジャーナリストの視点から、見てゆきます。

▼私がスィンドに惹かれる理由
 萬宮健策(東京外国語大学大学院総合国際学研究院・准教授)

1988年に初めてハイダラーバードを訪れて以降、この地域と関わって約30年。スィンドには何があるのか、何が惹きつけるのかを、あらためて振り返ってみたい。

▼神と聖者のインダス河
 村山和之(和光大学・中央大学兼任講師)

インド世界とイラン世界の自然国境インダス河。ヒンドゥーにとってのインダス河の水神とムスリムにとっての伝説の聖者が、習合し共生する豊かな流域文化を紹介します。

▼パネル・ディスカッション
 (司会/丸山 純・村山和之)

■第2部:懇親会   3号館1F「カフェテリア コスモス」

日本大学文理学部
〒156-8550 東京都世田谷区桜上水3-25-40
電話03-3329-1151(代)
交通:京王線「下高井戸」駅、「桜上水」駅下車
http://www.chs.nihon-u.ac.jp